ラーメン作り

ラーメン作り

父に教わって、ラーメン作りをしました。

意外と簡単に作れて、しかも、美味しいんです。

大胆な男の料理ですが、私はどのラーメン屋さんよりも、この味が大好き。

材料は鳥ガラ・シイタケ・ひき肉・玉ねぎ・鰹節・煮干し・昆布・冷蔵庫の余った野菜・塩・醤油、隠し味に砂糖(!)だけです。

多くのラーメン屋さんは、豚骨を使いますが、豚骨はトンカチを使ってたたかなければならないので、割愛しています。

代わりに脂身の多い、ひき肉を使っているようです。

レシピは、

①人数分のどんぶりに水を張り、人数分+一杯分をお鍋に入れる。

②ひき肉・シイタケ以外の野菜や物を入れて煮立たせます。

③10分程、沸騰させます。

④鳥ガラや煮干しを取り出し、さらに10分煮込みます。

⑤ひき肉・しいたけを入れ、さらに10分煮込みます。

⑥調味料を入れ、一晩寝かす。

たったこれだけ!

鳥肉をどのタイミングで出したらよいのか、実験して調べてみました。

④で取り出すか、一晩寝かすまで入れておいて、食べる直前に取り出すか。

私は、こってりしたラーメンが好きなので、食べる直前まで鳥ガラが入っているラーメンスープの方が好きでした。まろやかな感じがします。

一方で、父は、鳥ガラをすぐ取り出した、あっさりめの、ラーメンスープを好んでいました。父は漁港の出身で、地元の食べ慣れたラーメンは、かつおだしのあっさりしたものであるとのこと。ラーメンスープはお肉の味が強くないあっさりしている方が好きなようです。

基本の味のベースは同じなので、どちらでも間違いなく美味しいですよ。

このレシピを聞いて喜んだのは、来年から、フランスに駐妻として海外に暮らす予定のM佳。

「日本人の夫とフランスで暮らすのに、フランス料理を今覚える必要はないわよ。外食すればいいだけの話だもん。でも、和食が食べたくなった時は、スーパーにもレストランにもレトルト食品はないからね。外に出てもラーメン屋さんもないし。」

確かに…海外暮らしで、ふと恋しくなるけど、なかなか食べられない味のひとつにラーメンはあるかもしれません。

インスタントやカップめんではない、ラーメン屋さんのラーメンの味。

M佳は父のレシピをメモし、「フランスで作るわ!ありがとう!」とご機嫌で帰って行きました。

遠くへ行く

仕事なり、恋愛なり、あるいは友人関係なり、面倒くさい鬱陶しい逃げたいようなことが続くと人はこうつぶやく。

「あーあ、温泉でも行きてぇなぁ」

あるいは

「海外とか行きたーい」

と。そして社会人なんて大抵疲れていて逃げ出したいばっかりなので、愚痴を聞いている方も「行っちゃおうよー。私たちちょっと頑張りすぎだから。ここらで休まないとかえって良くないから」なんて言い出して、じゃあ旅行に行きましょうか、となるのだけれど、これ、こうなって実際に旅行に行くまでにはかなりのギャップがある。

口で言っている分には気楽である。どこそこの温泉はいいらしい、とか海外行きたいけどお金ないし韓国とかなら時期を見ればそれなりに安く行けるのではないか、とか、計画を立てている分には無料だ。手間もかからない。

しかし、実際に旅行に行くとなるとハードルはかなりあって、まず予約。これが面倒くさい。旅行会社に行くのも億劫だし、ネットが最近は便利だが、あらゆることを入力しなければならない。友達と、となると友達の分の情報もそろえないとならないが、メールの返信の億劫な人間がいるとせかしてもせかしても返事が返ってこなくて幹事はイラつく羽目になる。

加えてお金の話がある。疲れて逃げたくなると大体遠くへ行こうとする傾向にあるから、「オーロラとか見たいよね」なんつって北欧なんかが行先としてあがるが、しかし北欧へふらっと行くわけにはいかない。浅草じゃないのだ。その予算はどうなるのだ、という問題も持ち上がる。これも逃げたい度合いが人によって違って、いくら払ってもいいからオーロラを見たいというくらい疲れている人と、別に浅草でも私回復するよ、という人だと予算が変わってくる。この調整。

さらに一番の難関が休みを合わせるという問題。土日も仕事がある、という人とカレンダー通りの人とでは、ちょっと食事に行くくらいならなんとかなるが、泊りがけの旅行となると調整に手間取る。各業界の繁忙期のことなんか考えだしたら気が遠くなる。カレンダー通り同士にしても「先輩がその週は休むから私は休めない」とか「決算があるから」とかなかなかうまくいかないものだ。

疲れると遠くへ行きたくなる。しかし遠くへ行くのもまた疲れるものである。